2020年8月6日木曜日

一学期終業式を行いました


お話の前に、86日は何の日だか皆さんわかりますか?今から75年前の1945年8月6日朝8時15分、広島に世界で初めて原子爆弾が投下され、14万人という今でも考えられない数の犠牲者を出した日です。また、同年8月9日午前11時2分には長崎にも原子爆弾が投下され、7万4千人の犠牲者を出したのです。

日本は世界で唯一の被爆国です。戦争の悲惨さ、平和の尊さを世界に伝え続ける義務があると私は思います。この日を忘れないために被爆して亡くなった方々に黙祷を捧げましょう。

さて、今年度はコロナ禍にあって例年とはあまりにも違いすぎる一学期でした。しかし皆さんは新しい生活様式という不便さの中、本当によく頑張り、大変立派に学校生活を送ってくれました。私はそんな皆さんを誇りに思います。

入学式で一年生に、本田宗一郎氏の「竹には『節』がある。その『節』があるからこそ、竹は雪にも負けない強さを持つのだ。」という話をしました。

竹には節があります。竹の強さの理由はその節にあります。大雪や強風の中にあっても節が柔軟に伸び縮みしながら全体が大きくしなることで衝撃をやわらげているのです。竹の成長を私たちの人生に置き換えて考えてみましょう。人生において経験する苦労や困難、それがわたしたちの節になるのだと思います。そして、どんな逆境にも負けない強さや逞しさを身につけていくのです。ですから、新型コロナウイルスという見えない敵の脅威に立ち向かい、自分たちの身を自分たちで守ることを通して、私たちは少しずつ逞しく成長していると思います。

一学期は本当に短く、時はあっという間に流れていきました。「CANBUS~個性で彩る二中~」を目標にし、この一学期、皆さんはどれだけの苦労や困難を乗り越えることができたでしょうか。その経験を次に生かし、さらに強く逞しく成長してほしいと思います。

最後になりますが、今日で一学期が終わります。一学期を振り返りその経験を二学期に生かしてさらに大きく成長するためにも、短い夏休みですが、健康に留意して8月18日に元気に再会しましょう。
(終業式式辞より)
二学期始業式は8月18日です。
18日・19日はお弁当になります。よろしくお願いします。