本日14時から令和3年度入学式が行われ、新しい仲間として159名の新入生を迎えました。みんなで力を合わせて頑張っていきます。
式 辞
例年になく厳しかった今年の冬でありましたが、吾妻の山には白馬の棋士がくっきりと表れ、ここ米沢にも本格的な春が訪れる季節となりました。この佳き日に、本校教育会会長様をはじめ、副会長の方々、新入生の保護者の皆さまに参加をいただき、入学式を挙行できますこと、心より厚く御礼申し上げます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
先ほど、担任の先生の呼名に返事をし、まっすぐに背筋を伸ばして起立する姿を見て、頼もしい仲間を迎えることができたと実感しています。私たちと一緒にこの第二中学校の新しい歴史の1ページを創っていきましょう。
そんな皆さんに、いつも心に留めていてほしいことを2つお話します。
1つ目は、「出会いを大切にし、出会った仲間と共に自分の力を、そして、自分たちの力を伸ばしていってほしい」ということです。
皆さんは、6つの小学校から集まってきています。違った場所で学び、違った考え方をする人たちと関わることは、自分の考えを広げ、深めるチャンスです。いっぱいの人と関わり、大きく成長してほしいと願っています。もしかすると、中には苦手だなと感じる人もでてくるかもしれません。しかし、自分と考えが違う人は敵ではなく、自分を成長させてくれる仲間であることを忘れないでください。そんな仲間に出会えたことに感謝する日が必ずやってきます。
2つ目は、「高い志を持ち、その実現のために頑張ってほしい」ということです。
人間は、夢や目標を持ってこそ、その実現のために努力し、挑戦し続けることができます。まずは、こんな人間になりたい、こんな職業に就きたいなど、自分の夢や目標を持ってください。そして、そんな自分の将来の姿を強くイメージしてください。そこから頑張る意欲が生まれます。本校での3年間、夢の実現に向けて、大いに努力し、様々なことに挑戦してください。皆さんの持っている力は無限です。私たち教職員も皆さんの頑張りを応援していきます。
保護者の皆さま、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。これまで、深く愛情を注がれ、成長を見守ってこられたお子様の晴れ姿に感慨もひとしおのことと拝察いたします。
中学校時代というのは、これまで以上に心も体も大きく成長する時です。また、義務教育の締めくくりとして、社会生活を営むための力、すなわち、社会性も身につけていかなければなりません。中学校生活では、不自由なこと、思い通りにいかないこともたくさんあると思います。しかし、それは子供たちが成長するために越えなければならないことです。そんな時はぜひ、これまで以上に寄り添い支えていただきたいと思います。それが子供たちのがんばる力となるはずです。私たちも、子供たちの成長のために保護者の方々と手をたずさえて、頑張ってまいります。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
159名の新入生の皆さんが、笑顔あふれる学校生活の中で、健やかに成長し、活躍してくれることを祈念して、式辞といたします。
令和3年4月8日 米沢市立第二中学校長 今崎 浩規
※今回は写真使用の同意をいただいていない状況ですので、写真の掲載は致しません。